順位だけではなく、「評価の中身」を見てください。
コンクールでは、どうしても「何位だったか」が最初に気になります。
しかしSTEPでは、順位だけでその日の演技を終わらせるのではなく、「自分の何が評価されたのか」「技術と表現はどのように評価されたのか」まで見てほしいと考えています。
同じ順位でも、一人ひとり評価されたところは違います。
音楽性が評価された人。
身体のラインが評価された人。
技術の安定性が評価された人。
舞台上での個性や魅力が評価された人。
採点シートには、その日の演技の中にあった「今の自分の強み」が記録されています。
だから、採点シートを受け取ったら、
「何位だった?」だけで終わらず、
「何が評価された?」まで見てみてください。
そこから、次に伸ばすことが見えてきます。
STEPの採点シートは、順位や結果を確認するためだけのものではありません。
現在の自分を知り、次の成長につなげるための評価資料です。
STEPバレエコンクールの採点シートは、順位や結果を確認するためだけのものではありません。
「今できていることや自分の強みを知り、次に何を伸ばしていくかを考えるための評価資料」としてご活用ください。
STEPが大切にしている採点方法
バレエのバリエーションは、限られた時間の中で行われます。
その短い時間の中で、たくさんの細かな項目を一つひとつ採点しようとすると、それぞれの項目を見る時間が少なくなり、演技全体を十分に見ることが難しくなります。
そのためSTEPでは、審査員ができるだけ舞台上の演技そのものをしっかり見ることができるよう、採点の中心を、
芸術性 45点/技術性 45点/個性・特長 10点
の3つにしています。
細かな項目をすべて点数にするのではなく、まずは一つの演技として全体を見て評価することを大切にしています。
そのうえで、Musicality、Lines、Turnout、Control、Turnsなど、演技の中で特に良かったところや印象に残ったところを、チェック項目として記録しています。
また、出場部門や年齢帯でどの水準まで身につき、舞台で発揮できているか完成度ではなく、「到達度」を評価しています。
芸術性 45点
音楽性、表現力、役柄への理解、身体のライン、ポール・ド・ブラ、舞台の使い方などを含めて、一つの作品としてどのように踊り、表現できているかを見ています。
音楽に合わせて振付を踊るだけでなく、その音楽や役柄をどのように感じ、観客に伝えられているかも大切な評価の一つです。
技術性 45点
ターン、ジャンプ、バランス、フットワーク、ポワントワーク、アンディオール、身体のコントロールなどを含め、身につけてきたバレエの技術を、演技の中でどのくらい発揮できているかを見ています。
難しいテクニックが一つ成功したかどうかだけではなく、演技全体を通して、安定して踊ることができているかも大切です。
個性・特長 10点
舞台上での存在感や魅力、印象、その人らしい表現など、そのダンサーだからこそ感じられる良さや特長を見ています。
技術や表現の完成度とは少し違う視点から、その人らしい魅力や、これからさらに伸びていく可能性も含めて評価します。
芸術性と技術性のバランスを見てみましょう
採点シートを見るときは、点数の高い・低いだけではなく、芸術性と技術性のバランスにも注目してみてください。
STEPでは、芸術性と技術性をどちらも45点とし、同じ比重で評価しています。
例えば、技術性より芸術性が高ければ、音楽性や表現、ラインなどが演技の魅力として表れていた可能性があります。
反対に、芸術性より技術性が高ければ、ターンやジャンプ、バランス、身体のコントロールなど、技術面の安定性が評価されていた可能性があります。
もちろん、点数の差だけで「得意・不得意」が決まるわけではありません。
大切なのは、
今の自分は、技術と表現をどのようなバランスで踊りにできているのか。
という視点で見ることです。
チェック項目は「良かったところ」を見るためのものです
Musicality、Lines、Placement、Turnout、Control、Footwork、Turnsなどのチェックは、すべての項目について「できた・できなかった」を判定するものではありません。
審査員が演技を見て、特に評価したところや印象に残ったところを示しています。
そのため、
チェックがない = できていない
ではありません。
例えばMusicalityにチェックがあれば「音楽と動き」、Linesであれば「身体のライン」、Controlであれば「身体や動きのコントロール」が、演技の中で特に評価されたと考えることができます。
まずは「できていること」を見つけてください
採点シートを受け取ると、どうしても「どこができなかったのだろう」と考えてしまいがちです。
STEPでは、まず**「何が評価されたのか」**を見ていただきたいと考えています。
特に、複数の審査員から同じ項目にチェックが入っていれば、それはその演技の中で複数の審査員が共通して感じた、そのダンサーの強みの一つと考えることができます。
① 評価された強みを見る
② 芸術性と技術性のバランスを見る
③ 日頃取り組んでいる課題と照らし合わせる
そして、「次は何を伸ばしていこうか」を、ぜひ所属教室の先生と一緒に考えてみてください。
STEPの採点シートは、できなかったところを探すためではなく、今の自分を知り、次の成長につなげるための採点シートです。

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